阪神・淡路大震災を語り継ぐ
1月12日(木)の1時間目、3時間目、4時間目に「阪神・淡路大震災を語り継ぐ」と題して6年生の子どもたちに
授業をしました。授業の最初に亡くなった方々の名前がぎっしりと書かれた新聞を見せました。「えっー」思わず驚
きの反応をしました。亡くなった方々6,434人という知識はあっても、その多さであったり大変なことだなあと
実感することができたのではないかと思いました。また、当時の写真、当時の映像も交えて話をしました。とても真
剣に聞いてくれました。
震災当時、私は精道小学校の新任教師として勤務していました。まさかこのような大地震がきて、こんなにも多くの
尊い命が奪われるなんて想像もしていませんでした。そして初めてのクラス、初めての教え子が亡くなること
も・・・
誰かに何かしたわけでもなく、普通に楽しく過ごしていたのに、突然の大地震で命を落としてしまうことになるなん
て考えただけで、今でもつらい気持ちになり涙が出てきます。また、突然、大地震で親友をなくした子どもたち(今
は大人ですが)は、今でも当時遊んでいた様子を鮮明に話します。忘れることなんてできません。心に深い傷を負っ
ています。昨日まで遊んでいた友達が、なくなってしまう気持ちを考えたらどうだろう・・・
6年生の子どもたちには、自分の命、まわりの友達の命、そして身近にいる家族の命を大切にしてほしい。
そして、この地震のことを知って、追体験したことを、どんなことでもいいので、少しでいいから語り継いでほしい
と話しました。